思考の濁流

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    2010年2月3日水曜日

    ビブリオマニアという死に至る病

    どうも。diesukeです。
    どうも更新が滞ってるどころじゃないことに気がつきました。

    引きこもりの生活には慢性的にネタが不足しています
    恐らく自分には万物の事象を消費するばかりで生産する能力という
    ものが欠落しているのです。
    まあ消費する側であればなんとでも言えるのです。
    評論は常に消費なのです。

    …とりあえず最近思ったことを書こうかなと。

    僕は本が好きです。
    まあなんか小学生の頃の読書感想文みたいな書き出しですが
    生憎ながら僕には小学生に毛が生えたほどの文章力しか無いのです

    年間600冊ほど、漫画も含め、活字を読みます。
    アパートの底が抜けそうになるほど本を集め本に生活を圧迫され続
    けています。

    さて、ビブリオマニアという言葉があります。
    日本語にすると活字中毒、読書狂、本の虫。
    僕としては「書痴」という言葉のフィーリングがぴったり来るかな
    と思います。

    …だって、書痴ですよ。書痴。
    なんだかちょっとあらぬことを考えるでもそうでもないような微妙
    な雰囲気。
    いやいやそんなこと全く毛ほどに思ってません。
    ですがついでなのでこんな言葉も。

    「書淫」

    絶対あらぬことを考えましたよね今。
    辞書で引いてみましょう。

    しょ‐いん【書淫】
    読書にふけること。非常に書物が好きなこと。また、その人。

    字画の割に意外と普通です。
    「書痴が書淫する」とかちょっと無理がありますが言葉としてはな
    んとかいけるわけで。
    ……全く馬鹿だねえ。

    まあそんなことは気にせず。
    ビブリオマニアにも分類として2種類あります。

    ひとつは蒐集型。
    ひとつは読むだけ型。

    僕の場合蒐集型よりのビブリオマニアです。

    何につけ蒐集家というのはタチの悪い物で
    何かと金がかかります。
    蒐集型のビブリオマニアというのもその例に漏れず。
    そういった人間にとって本は自身の分身であり宝物なのです。
    いかにも「書痴」のイメージらしい「書痴」だと思います。
    まず、保存用、自分が読むようで2冊以上買う。
    そして絶版本、初版本を集める。
    僕の場合、一番古い本で昭和一桁の本を所有しています。
    そこまで行かなくとも、恐らく文庫になるであろう本までハードカ
    バーにこだわったりして買うタイプもこれにあたると思います。
    ひたすら本を買う。ひたすら集める。
    生活が本で圧迫されて行くのをひしひしと感じ、
    それまでもマゾヒスティックに喜びを感じるのが蒐集型ビブリオマ
    ニアです。

    それと二つ目。読むだけ型のビブリオマニアです。
    この場合お金はかかりません。しかしながらやはりこれもタチが悪い。
    活字中毒とでもいいますか、活字こそが空気なのです。
    このタイプは自らで本を買うことはあまり多くはありません。
    極端な話、文字が読めればそれでいいのです。
    そのためだけに語学を取得することさえ厭いません。
    常に何かを読み続けているので驚異的なまでに本を読むのが早かっ
    たりします。
    本は読めればいいので、時折線を引いたり必要なところを切り取っ
    たりと蒐集型ビブリオマニアが震え上がるような行動に出ます。
    ちょっと天才じみている、気違い染みている、といったら語弊があ
    るでしょうか、僕の印象としてはそんな感じです。

    読書と言うと知的なイメージですが、
    書痴というのは死に至る病です。
    緩慢に死んで行きます。経済的に。肉体的に。
    書痴が書痴らしく本を買えば湯水のようにお金がかかりますし
    本ばかり読んでいれば段々と運動不足になります。
    太る痩せるのレベルではなく、筋肉それ自体が消失して行きます。
    体、弱くなります。ほんとに。
    やせ衰える、が近いのでしょうか。
    筋肉が無いまま痩せると、腹部がごっそり空洞になります。
    本を読んでいる間はただ寝っ転がって何もしていないわけで。使う
    筋肉もたかが知れてます。
    京極夏彦ばりの厚さの本をひたすら読むのでなければ衰えます。
    過ぎたるは猶及ばざるが如し。ただの怠け者とそう変わりません。
    そういう点で過ぎた読書は悪癖でしょう。
    読書、個人的にはおすすめしません。
    此の彼岸から彼の彼岸にに踏み出した途端魍魎がズルズルと。
    はまる危険性を鑑みて、おすすめしません。


    あれ、何書きたかったんだっけ…(´・ω・`)
    この文章のテーマ性というか何を伝えたいか忘れたあたりで、もう
    そろそろこの長談之にてお開にござい。

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