思考の濁流

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    2010年10月28日木曜日

    ぼくが泣く

    近頃寒くなりましたね。ブログって、こういう事を書けばよかったんでしたっけ。
    しばらく忘れていたので要領を得ませんよね。

    そういえば僕には高校生の頃にも書いていたブログがありました。
    中の良かった友人と3人でブログを書いていました。
    今思うと青いことを書き連ねておりました。
    テスト、進学のこと、夏休み、部活の諍い、好きなゲーム、音楽のこと。
    いつしかブログの更新も止まり、いつしかブログも消えてゆきました。
    そんなみんなも進学を機に散り散りに、なったと思いきや全く同じようなところに住んでいます。
    うん、なんでしょうねこのアンニュイになりきれない感じは。

    アンニュイといえば、最近よく泣くのです。
    ただ単に涙もろい、会いたくて会いたくて涙が止まらない夜(岡本真夜)、そういう問題ではなくて、
    不随意に、不如意に目から0.9%程度のの塩化ナトリウム水溶液がひたすら分泌されるという事故がよく起こります。



    ぼく:
    「前の授業のレジュメ見せて」
    山中(仮):
    「うん」
    ぼく:
    「ありがと

          ………(´;ω;`)ブワッ


    意味が分からない。
    別段怒られたわけでも自分が情けないわけでもなく
    意味なく、理由無く。
    あっ、涙でちゃった、やばい、と思い山中を見るとレジュメを机上に寄越しながら山中も泣いていた。

    えっ、という顔をしていたら
    山中もえっ、という顔でこちらを見返し、
    それなりにその場を取り繕い持ち直したつもりでしたが、
    言うに事欠きしばらく授業の間山中を観察していたのです。

    ああ、泣いている。すげー泣いている。

    特に泣く理由もなく無作為に、フランクに涙が出ている。
    もしかして僕と同じ部類の人間か、ああ、会話すると泣くんだな、
    と思って隣を見やると坂口君(仮)も泣いていた。


    なにそれ。なにこいつらやばい。


    まあ泣くとは言え露骨に泣くのではなくて、
    うるっと目に涙が浮かぶ程度、まだ誤魔化しようがあるものなんですが
    「泣く=悲しい」という文化がある地域である以上は
    その雰囲気がふんわりとバレてしまうだけで困ってしまう局面も確かにあるのです。
    ウィリアム・ジェームズの言葉を借りれば、「悲しいから泣くのではなく、泣くから気まずい」。

    というか、泣いてますよね。みなさん泣いておられますよね。
    多かれ少なかれ心は身体と一つだけれど、生理的な現象が感情の発露なんて、誰が決めたのかな。

    自分の写真
    生ける屍、怠惰の権化。 焼き場から墓場まであなたの暮らしを見つめます。